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3)開業にあたって決意したこと

院内感染は絶対に起こしてはいけない。
勤務医時代、常に良心に痛みを覚えていたことが、院内の感染対策でした。

すべての人が、正直に、感染者であることを申告してくれたらよいのですが、現実には、申告しない人のほうが多いようです。知っていて申告しない人だけではなく、自分が感染者であることを知らない人が多いのです。

したがって、感染対策を十分なものにするには、感染の申告の有無にかかわらず、感染の危険が少しでもあるものはすべて、一度滅菌してから使用しなければならないということになります。

これが、簡単ではないのです。

保険診療は、実は非常に安く、歯科医院の経営を圧迫しています。経営を黒字にし、従業員にある程度の給料を支払うには、経費を抑えるしかないのです。

感染対策は、患者さんには、知られにくいところなので、どうしても甘くなってしまうのです。感染の申告がなければ、非感染者として対応し、器具の使い回しが行われるのは、こういった事情も関係しているのです。

経費を出来るだけ抑えながら、感染対策を徹底すること。私が開業するにあたって決意したことの一つでした。


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